あとがき(2024年2月)
●また大地震が起こった。被害や被災者の状況が報道される度に心が痛む。突然の揺れに驚く様子や山が崩れ落ちて家を飲み込む様子、また津波の速さなど、スマホで撮影されたリアルタイムの動画を見て、自然災害の恐ろしさに絶句する。撮影者の必死の声も重なって、観る方も生きた心地がしない。また極寒での避難生活では、せっかく助かっても亡くなられる時がある。知り合いの兄が、被災した妻の実家の片付けに行ったが、過酷な作業で過労死された。皆いのちがけである。気持ちが焦るばかりであるが、出来る事から粛々とこなすしかない
●この混乱状態を逆手にとって、留守宅への泥棒や、被災家屋をわざと壊して高額の修理費を請求する悪行が後を絶たないと聞く。今こそ手を取り合う時なのに。被災者の気持ちに寄り添えなくても、その行為によって被災者の悲しさや空しさがより深くなることを想像する力を持つ者であってほしい
●日本列島は地震列島。誰もがいつ被災してもおかしくない無常・無我の今を生きている事を教えられている。