あとがき(2025年12月)
● 先月、東本願寺で「報恩講」が勤まった。遠近各地から多くの方が参拝された。本山の中には宿泊施設があり、二泊三日の日程で参拝される方もある。私もそこに参加した
●山形県から四人姉妹で来られた。「良い季節なのに、旅行ではなく本山に来られたのですね」と尋ねると、「旅行中は良いが、家に着いたら夢が醒める」と言われた。「本山では法話も聞けるし、座談もある。法要もあるし、清掃奉仕もある。色々な事を通して、自分の今を確かめる事が出来るし、帰ってからの日常生活の励みになる」と教えていただいた。仏教が生きていた
●終活の一つに、断捨離があり、仏壇仕舞いの相談を受ける。仕舞うのはいつでも出来るが、手を合わす依り処が家にないのは寂しい。生きているというより、ただ一日を動いているだけになってしまわないだろうか。楽しい事で時間を費やしても、「夢は醒める」と前述の方が教える
●今年はどんな一年だっただろうか。気がつけば終わっていた、ではないだろうか。新年も日常生活の励みになるような仏教の歩みを大切にしたい。拝