あとがき(2023年8月)
●暑い。毎年言っているように思うが、今年は特に暑い。アスファルト上は60度もあるとか。ウォーキングも犬の散歩も命がけだ
●涼をとるひとつに「音」がある。幼少の頃、毎夏母の実家から、鈴虫を送ってもらっていた。羽をこすり合わせてしんどいだろうが、涼を感じさせてくれていた。川のせせらぎや木々がこすれる音、風鈴なども風情があってすこし暑さが和らぐ
●子ども達の元気一杯に遊ぶ声は元気になる音。しかしこの声にクレームがある。幼稚園に隣接する家にとっては騒音なのか、怒鳴り込んでくる事も少なくないらしい。精神状態によっては無邪気な声がしんどいときもあるのだろう。でも誰もがその時を経て大人になったのだからと思うが、世の中は中々難しい
●昨今は、田んぼの蛙の声にまでクレームが入るそうだ。「ゲコゲコうるさいから、田んぼを始末しろ」と。ここまでになると、問題は音ではないのではないかと思う
●仏教は五感(眼耳鼻舌身)に加えて、意(こころ)を大切にする。「音」で苛立ちが落ち着く意(こころ)もあるが、カエルの声にまでクレームをつけてしまうほどに苛立ってしまう意(こころ)も、人は持ち合わせている。どちらも自分の思い通りにならない頂き物の意(こころ)だ。だからこそお互いに自分自身の意(こころ)に出遇う時と場が非常に大切だ。ナム。