あとがき(2023年9月)
●「愛の反対は憎しみではなく無関心」とマザーテレサは言われた。憎しみは、憎むべき相手の中に自分がいる。無関心は、相手の中に自分が全くいない。どれだけ向き合おうとしても、のれんに腕押しだ。家族や友、国同士で憎しみ合うのは嫌だが、無関心ほど寂しく空しい事はない。自分が存在していないのと同じなのだから
●40年前に家を出た弟さんが、亡くなった事で兄と再会。葬儀に集まった者の心が40年前に戻る。一目で兄弟と分かる姿を見て兄から笑みと安堵がこぼれた。幼き頃に膝に乗せてもらい、かわいがってもらっていたと涙する姪。それぞれの中で生き続けていた。会いに行こうと思ったこともあっただろうが、一歩踏み込めない事情があっただろう。しかし思ってた以上に、家族の中で自分が生きていた事に今頃驚いておられるのではないだろうか。私は一人ではなかったと
●お釈迦様は、「あなたが幸せにならなければ私は幸せにならない」と共に生き合う事を覚悟された。共なる事に無関心の人は、知ったことではないと一蹴するだろうが、そんなあなただからこそ、何年経とうとも生き合いたいと仏は願い続ける。私たちは決して一人ではない。拝。