私たち人間の物差しは、時代や国、また自分が歩んできた背景によってその幅が変わります。その幅は、自分の都合に合う人は「大切な人」と敬い、自分の都合に合わない人は「あんな奴」と吐き捨て排
除するほどの幅があります。その物差しが他者ではなく自分で自分を計って、排除してしまう時もあります。反対に「あんな奴」と思っていた人が、不思議な縁で「大切な人」になる事もあります。全く自分の思い通りにならないのが人間の物差しの特徴です。仏さまは、その物差しを常に確かめさせて、自分とも他者とも「大切な人」として出遇って欲しいと願い、教えを説かれました。