あとがき(2023年10月)
●お彼岸が過ぎても暑い。季節の変わり目だからなのか、胃の調子が良くない。食欲はあるけれども、勢いが無い。そう言う時期なのか、そういう年齢になったのか。ある先輩が「腹八分目が良い」と言っていたのに対して「満腹が良い」と思っていたが、何となく分かるようになってきた
●最近父をよく思い出す。老いという老いを全部見せつけて逝った。体重も体力も無くなると体のあらゆる所が縮小化した。体が小さくなり、皮膚も歯も剥がれ出し、出来物さえも無くなっていった。臓器の働きも鈍くなって、外から補給する物も液体化する。そして死を受け入れていく準備が整ってきているように思えた
●両親を見送ったからなのかも知れないが、老いた親を疎ましく思う子を見て、自分も必ず老いるのだから、もう少し優しくしても良いのにと思う事がある。元気があると言うことは見えない事が多いのだなと思う
●しかしそういう私も、季節に体が慣れて食べ物が美味しくなると、もっと食べて頑張りましょうと、老いに対して慢心になるのだろう。改めて表紙の言葉が私を問う。「あなた生き先分かってますか」と。合掌