あとがき(2024年10月)
●高2の娘とよく話す。ファッションの事、恋愛の事、最近考えている事など。返ってくる言葉は非常に短いが、色んな反応が新鮮で初々しい。知らなかったことを知った時は、「学びぃ」と反応し、考え方が似ている時は、「分かるぅ」と語尾を伸ばして反応する。日に焼けた健康的な肌を誉めると、「悪口ぃ」と女心が分かっていないことを指摘される。気になる男性のそっけない反応を、男心で解説すると「やっぱりそうやんなぁ」と、薄々感じていながらも、思い通りにならない現実に戸惑う姿がまた愛しい
●色々な事に一喜一憂している娘を見ていると、年を重ねるごとに、一つ一つ感動が薄くなってきているんではないかと思う。「そんなもんだ、こんなもんだ」と。覚ったのか鈍感になったのかよく分からない自分の反応が嫌になる
●親鸞聖人が書かれた『正信偈』には、「私は、自分が思っているよりも尊い存在で、想像を超えたはたらきの中で常に生かされているのに、その事が全く分かっていなかった」と感動と慙愧が繰り返される。何故か、短い感動語でたくさんの事を毎日語る娘と重なった。拝