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サンガの建設141

私は正しい 争いの根はここにある

安倍元首相が銃撃されて三年が経ちました。
実行犯は「母親が旧統一教会に多額の献金をし生活が破綻したので、教団と関係が深い安倍氏を狙った」と供述しています。
この事件を受けてなのか、旧統一教会の信者の親を持つ「宗教二世」の若者8人が、教団の教義に基づく親の教育によって精神的被害を受けたなどとして、教団を相手取り、東京地裁に提訴したことが報道されていました。
本来人が救われていくことを願いとする宗教団体が訴えられる背景には、「我が教団の教え、我が教祖の導きこそが正しく、その教えと教祖に帰依しないと地獄に堕ちる」と脅していた実態があります。
当然「宗教二世」の方々も、地獄に堕ちる恐怖心を刷り込まれ、自由な意思決定や交友の自由を侵されてきました。
仏教は、「正しさ」ではなく、真(本物)か偽(偽物)かを説きます。
どんなに出来た人間であっても、自身の老病死の事実の前では立ち止まり、大切な方との別れや対立する人間関係に苦しみます。
何とか権力・財力・知力を備えて乗り切りたいと願いますが、真の安心を得る事は困難です。
その様な濁りを本質とする人間には、正しさも真もなく、まして他者を救いきる力などありません。

むしろ人間の本質(偽)を悲しみつつ、共に救われていく道を説いてくれる真の朋との歩みがとても大切です。

教祖がいて、自分だけが正しいと説き、救いに条件を付けるような偽物の話しは、聞かない事をお勧めします。

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