サンガの建設116
ハラスメント(悩み)か、リスペクト(尊敬)か。
昨今、「○○ハラスメント」という言葉によって、権力や地位や性別によって出来ていた主従関係が見直され、今まで見過ごされてきた悩みや苦しみ、また力による嫌がらせからの解放が徐々に為されています。
同時に、この言葉はハラスメントに当たるのか、この行為は、この仕草は、このアドバイスはと疑心暗鬼になって、結局何もしない、何も言わない方が安全だという方に力が働き、あるべき関係が築けないという原因にもなっているそうです。
苦しみや嫌がらせからの解放の為の言葉が、関係を断つ要因になってしまっては本末転倒です。
また「ハラスメント・ハラスメント」という言葉もあり、ハラスメントという言葉を使って、高圧的な態度を取る、つまりハラスメントをする事態も起こっています。
力が好きな人間が起こした問題を、人間の知恵だけで解決しようとしても、結局「力」に迷うしかないのでしょう。
ハラスメントであるかどうかは、行為を受け取る側が、その人に対してリスペクト(尊敬)が有るか無いかによると言われています。
リスペクトがなければ誉められても傷つき、リスペクトが有れば、どれだけ罵詈雑言であっても、叱咤激励だと受けとめれます。
いずれにしても、対処法ではなく、人間のもつ支配欲(自己顕示欲)と、本来願うべき関係性を「共に」教えられ、考える場がなければ、向き合う事は難しいでしょう。
これは職場だけでなく、家庭でも考えられるべき問題です。
皆さまのご家庭にハラスメントはありますか。
それともリスペクトで満ちていますか。