サンガの建設138
「いただきます」と「ごちそうさま」が聞こえない
PTAから「「頂きます」と「ごちそうさま」を言わせるな」という要望があり、食前食後には笛を合図にする学校があると聞きました。
要望する前に、笛で育てられた子ども達がどんな大人になるのか心配にならないのかと驚きました。
永平寺副監院の西田正法氏は、「「いただきます」は食べる側と食べられる側に別れたいのち同士が真剣に向き合う態度を示し、「ごちそうさま」は食材だけでなく、生産者から料理人まで、食事に関わった人たちへの感謝も含みます。
「いただきます」という食べ方は、相手を尊重し、人から学んだり新しい関係性を作ったりする事につながります。「食べる」と「生きる」は同義語なんです。
動物も植物も、すべてのいのちが、ひとつながりの輪の中にあり、私たちを生かしてくれています。
自分本位な思いをこえて、他者の為にこのいのちを使おうという姿勢に気づかせてくれるのが食前食後の言葉です」(南御堂新聞6月号より)と教えて下さっています。
「他者の為にこのいのちを使おうという姿勢」という言葉に立ち止まりました。
それは、「たくさんのいのちを頂いて、たくさんのはたらきで生かされているあなたは、どのような姿勢で生きているのですか」と私たちに問うているようです。
単に食前食後の言葉を口にすれば良いのではなく、私の生きる態度と姿勢を考えさせる言葉だったんですね。
◆第1日曜日(夜7時)自由に思いを語り合う場を開いています。参加自由です。
