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仏事あれこれ(2026年1月)

【問い】

昨年、数十年ぶりに同窓会に参加しました。
学生時代の思い出話しは楽しかったのですが、次第に子どもの学校や仕事、経済的な話になり自慢話を聞かされてるようで疲れました。
そして比べて疲れてる自分が嫌になりました。
比べなくても良い方法はありますか。

【応え】

比べて一喜一憂してしまう気持ちはよく分かります。
自分より出来た人に対しては憧れの心を持ったり妬んだりします。
また反対に自分より出来ていないであろう人に向かっては、見下したり蔑んだりしてしまうこともあります。状況によって私たちの心はコロコロ忙しく変わって疲れています。
比べず穏やかに向き合う方法があればいいのですが、残念ながらそのような方法は無いとお釈迦様は説きます。
誰とも関わらず、山奥にでも住めば、心穏やかになるかもしれませんが、実社会に戻れば、元の木阿弥です。
一時誤魔化すことは出来ても、人間の努力で自分の心を変える事は出来ないので、人間の性(サガ)だと諦めて下さい。

しかし大切な内容なので、2回を通して共に考えていきたいと思います。

仏教に尋ねると、窓には外向きと内向きの2種類があります。
外向きの窓を覗くと、違う事で人の価値を見出す世界が伺えます。
連日、為替や株価が発表され、前日とどれだけ違うかで世の中の動きが決まり、会社では人の評価を数字化し、その違いで上下や優劣を決めたり感じたりしています。
住まいについても、高層か低層か、大きいか小さいかと違いを見出し、勉強やスポーツにおいても数値化することで順位や人との違いを見出し、価値化しています。
外向きの窓から見える世界は、違う事を前提にすることで社会を向上させ、便利や快適さを実現しています。
また違いによって人の向上心を育て、やる気や目標を立てさせて前へ前へと歩む道を作っています。

では内向きの窓からはどんな世界が見えるのでしょうか。

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