サンガの建設120
「老いる」ということ
以前、曾孫さんが誕生した方に、お寺での初参式の案内をしました。
すると「おばあちゃん、赤ちゃんに顔を近づけないで。
臭い息がかかるから。抱っこもしないで。
一人でも転けるのに、赤ちゃん落としたらどうするの?弁償できるの?と孫に言われました。
そんな孫だから誘っても来てくれるかどうか」と言われました。
老いに対する言葉が冷たいですね。
息の臭いも、力が入らない足も、人間であれば誰もが必ず引き受けなければならない「老」という事実です。
どれだけ体力に自信があろうとも、必ず老いていかなければなりません。
その事を習う現場が少なくなってきている事が、冷たい言葉の背景にあるのでしょう。
反対に介護の現場では、利用者(高齢者)が、若いスタッフに対して冷たい言葉や行動を取る場合が多いそうです。
原因は、認知症や精神的な孤独感など多岐にわたるそうです。
本人にその意識がなくても、冷たい言葉や過激な行動になるのでしょう。
いずれにしても「老いる」ということは、色々な変化を受け入れていかなければならない者になるという事であるようです。
人生100年時代がやってきました。
これからは老いたくはないが、死にたくないという矛盾と向き合いながら生きて往かなければなりません。
そのような今だからこそ、老若男女がそれぞれの声を聞き合う場が大切ですね。