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サンガの建設134

「対話」の反対は?

アメリカの大統領が、バイデン氏からトランプ氏に変わりました。
「大統領令」という、一瞬で法律を変えてしまえる権限あり、就任早々100本ほどにサインをしたと報じられました。
その中には、性別に関する対応の変更などがありました。
先月の蓮華蔵で、「LGBTQとお釈迦様」というテーマで書いたところだったので、色々と考えさせられました。
自身の性について、それぞれの現場で戸惑いながら積み重ねられてきた関係や対話の歩みが、一瞬でゼロに戻ってしまいました。
対応など色々な課題があっての事らしいですが、あまりにも早い展開に当事者は戸惑っているでしょう。
また関税の引き上げや領土問題、経済や外交なども一気に自国優先の為に動かしていくようです。その決断が、どのような未来を作るのでしょうか。

2500年前、お釈迦様が法悦を棄てて、人々のために立ち上がられた理由は、人間の知恵だけで世の中を治めようとすると、必ず奪い合いになる事を見抜いていたからです。
人間は、「共に生きる」と言ってみても、自分の価値観に合わなくなると、必ず「無視」します。
「無視」とは、対話を拒み、他者の存在を消す事なので、「殺す」事を意味しています。
一人一人の声に耳を傾け対話する事は大変難しいでしょう。
しかし智慧を聞かず、一人の声を無視をし、一切の道を断つ行為は、他者だけでなく、自分をも「殺す」事があると知っておかねばならないと、お釈迦様は教えます。

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