1. HOME
  2. 書き物
  3. 身と土【サンガの建設】
  4. サンガの建設127

サンガの建設127

「安否確認と安心」

部屋で独りで亡くなっていて(孤独死)、半月後に発見された弟さんとの関係を後悔し、安否確認用のアプリを作った方がテレビで紹介されていました。
毎日ラインを送り、既読になれば生存が確認された事になります。
既読にならなければ、二回の電話で再度確認し、出ない場合は警察や救急車等の手配をするというものでした。
登録は6千人ほどで、その半数が若者ということでした。
若者が多い理由は、一人でいることを好み、仕事場以外の付き合いは一切しないので、倒れていても誰にも気にされないと実感している方が非常に増えているからとの事でした。

一人の時間が好きなので人付き合いは極力したくない。
しかし万が一の時が不安なので登録するという事です。

死んだ後、発見されない事への不安だけでなく、人間関係の希薄さを自覚しつつも、このままで良いのだろうかという自問自答の現れなのかもしれません。

家の建て方も、高度成長という時代を経て、田の字型の間取りから鍵付きの個人部屋になり、お互いの為にといって別居が当たり前になりました。
思えばその頃から「孤独死」への道程が始まっていたのかも知れません。

老若を問わず、人は「安心」を求めます。安否だけでなく、近況や近考(最近考えていること)を語り聞き合う場が、本当の「安心」に繋がっていくのではないかと改めて考えさせられました。
一人住まいの皆様。
安否確認の方法はありますか。

関連記事