つぶやき(73)
少しずつ温かくなり春の気配を感じる季節になりましたね。
探し物をしていた時に、『あまり焦らずゆっくりと』と書いた封筒を見つけました。
前住職が私の誕生日にお祝いを入れてくれた封筒に書いていた言葉でした。
今思えばよくその言葉を目にしてたように思います。
結婚してからすぐ同居だったので、嫁として母親として寺の坊守として頑張らねばという責任感で必死だった私を心配してかけ続けてくれていた言葉でした。
当時の私はそれを素直に受け入れることができず態度に出ていたんだと思います。
もっと両親に甘えたらよかった。
もっと自分の気持ちを素直に伝えたらよかった。
なんでも話し聞いてくれる両親だったのにと今の私ならそう思えます。
たった封筒のその一言でこの25年間の色んな気持ちが思い出されたと同時に、同じ言葉でも昔と今では感じ方や捉え方がこんなにも違うんだとなと思いました。
先月前住職の7回忌を勤めました。
月日が経つのは早いですね。