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つぶやき(21)

今年も庭に蝋梅(ろうばい)の花が咲き始めました。
今年は寒かったせいか、いつもの年より遅い気がします。
前住職と前坊守が好きな花でした。前を通るととても良い香りがします。
花言葉は”慈愛“です。
「寒い冬、蝋梅の花や香りが、心に優しく寄り添ってくれるようであることから、そんな花言葉になったのかもしれません」と書いてありました。
前住職が、前坊守葬儀の出棺の時に、蝋梅の花を棺の上にそっと置いてお別れした姿が、この匂いと共にいつも思い出されます。
一月はお二人の祥月命日でした。
どちらとも寒い日でした。
香りをかぎながら二人のことを思い出し、もうすぐ春が訪れるのだなという気持ちになります。

釋尼康寧

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